数年前に体調を崩してから毎朝、海沿いのジョギングを日課にしてます。
[都市計画というのは海から見た風景を想定して進める]というだけあって毎日走っても飽きないし、
なにより港町で生活している充実感があります。
横浜の景色は、大きな建物ばかりに目を向けられがちですが、
実は小さな産業の歴史で積み上がって出来ていて、
現在も立地上のメリットにより、多くの中小企業や外資系企業などが存在してます。
今回のコロナ打撃は飲食店やエンタメ産業や観光産業やアパレル産業など、
より小さな企業やドメスティックな企業、
さらにはフリーランスなど個人事業主への影響がかなり大きくなっています。
同時に[自粛と補償はパッケージにすべきだ]の声をよく耳にします。
私もそう思いますが、
もっとも困っている産業がリーマンショック時とはまったく違い、
政府の「救いの手」を必要な人に的確に届けるのが、
前回のリーマンショックに比べ格段に難しいのが現状かと。
当然、今後は企業規模に伴う雇用や固定費の見直しや、
企業間の報酬体系など、真の意味で働き方改革が始まる大きな転換期に入るはずです。
弊社も創業1年目のヨチヨチ歩きのこの時期にコロナ騒動にあったのは、
[避けられない未来に対し、即座に舵をきれる。]
という意味では不幸中の幸いだった。と感じます。
アフターコロナでも、この横浜の景色がこのまま残るために
私たちデザイナーができること。日々考えております。
どうかこの横浜の景色が変わりませんように。