まだ私が20代で責任者になりたての頃、はじめて全国展開のパッケージデザインの印刷立会いに行った時に、
巨大な輪転機が膨大な量の資材に目にも留まらぬ速さで印刷しているのを目の当たりにし、
「いろんな意味で失敗できない」とやや尻込みしたことがありました。
デザイン作業は営業や得意先の方とのやりとり以外、
作業に没頭することが多いので世界の片隅で作ってるような感覚になることがあります。
なので制作物が、世の中に出た時の影響力に改めて驚く。ということも起こりがち。
ものを作るのであれば当然、
目的を明確にして、それを達成できなければただの資源の無駄遣いですもんね。
今回のコロナウイルスの影響でこれまで以上に、
「本当にそのデザインは必要なの?」を見直す機会が急増するはず。
地球がひとつでは足りなくならないように。を忘れずに向き合いたいなー。
という独り言でした。