KPI、KGI、KSFの違いとは?目標達成の設定とその課題を見つける方法。

近況報告ばかりでしたので、今回は真面目に仕事のお話。

通常KPIの下にアクションを設けますが、規模によって弊社はKPIにデザインなどそのまま組み込み提案しちゃいます。

ビジネスでは必ず使う言葉に、KPIやKGIといった言葉がありますよね。

その意味についてちゃんと理解することで適切な目標設定ができます。ってお話です。

それらKPI、KGI、KSFの違いとそれら指標からの目標設定して、

どうデザインを機能させるかのプロセスについて考えていきたいと思います。

まずKPIとは「Key Performance Indicator」の略。重要業績評価指標と言う意味になります。

KGIが最終的な目標達成度合いであるのに対して、

KPIは最終目標(KGI)を達成するために、何が必要で何をどれだけすれば良いのか、といったプロセスの到達度合いを示す指標となります。KPI設定とは我々デザイナーにとっては戦術に直結してるので、目標達成のために必要不可欠。

KPIは事業の目的についてそれぞれ、成果につながるようにKPI設定を行う必要があります。

たとえば、あるD2Cのアパレルブランドが「3年後は月売上100万アップ」を目標として行動した場合、その100万アップをどのようにして達成させたか、その戦術などの達成度合いを示す指標になります。

ただ売上を上げるためだけのKPI設定だと、本来の「商品のブランド価値向上」といった側面が毀損される場合もあります。

なので、それぞれの事業に対して目標KGIを考え、KPIの策定が非常に重要ということ

もしブランド価値を上げたい場合は、当然、安売りのような薄利多売では商品価値は上がりませんし、

一緒に「売上を100万上げる」といった別のKGIがあった場合、

商品を安売りでなく、逆に単価を上げて売れる方法を考える必要があると分かります。

わかりやすく説明すると同じメーカーでもブランドを分けたりするとか。

好事例だとユニクロに対してGUのように、GUのおかげでユニクロの単価が上がっても、さほど反発なく売れ、GUユーザーの年齢層が上がっても抵抗なくユニクロを買ってもらえる構造とやや似てます。共有できる資材の在庫に関して不都合を起こさないという側面でも非常に上手くいってますよね。

「売上を上げる」と「ブランド価値上昇」といったKGIが同時にある場合、商品価値をきちんと伝え、顧客満足度を高めることも大切です。最近だと、魅力的なストーリーテリングなどが見直されてきてます。

こういう効果を狙う場合はグラフィックデザインのみだと、リーチ率が見えにくいのでWEBやオンラインマーケティングなど、目的に対して複数の組み合わせた戦術(KPI)が必要になります

かといって当然、方程式のように全て答えが導き出せる訳でなく、着手する前に商品・サービスなどの環境や競合を鑑みて、何が強みで何が成功要因なのかを分析して考え(これがKSF)ることが非常に大事。

そして私たちは必要な戦術に応じて、様々なプロフェッショナルと都度チームを構成してご提案することを強みとしております。

って、なんか自社宣伝みたいな、お話になってしまいましたね。この話長くなるので、また機会を作って投稿したいと思います。

この記事を書いた人

Sosuke

デザインで日本の産業を元気にする。をモットーに横浜馬車道でデザイン会社を経営しております。どうぞ宜しくお願い致します。
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